楽しいボディケア・犬編③〜足拭き
散歩から帰った後には足拭きをする必要がありますが、たいていの仔犬は足を拭こうとするとタオルや手にじゃれついてきます。
このときに仔犬をしかって、むりやりに足拭きをおこなってはいけません。
仔犬と格闘せずに、足拭きに良い印象をもたせ、よろこんで行わせるようにしつけましょう。
仔犬の注意をそらすためのおもちゃ、ガム、おやつなどを玄関に用意しておき、それらを噛ませながら足拭きを行います。十分にほめて、やさしく声をかけながら行ってください。
そのうちに仔犬は「足拭き」という言葉と行為を覚え、「嫌なことじゃない」と学習していきます。
徐々に、おとなしく右前足を拭かせたらごほうびを与える、左前足を拭かせたらごほうびを与えるというふうに足拭きをしたあとでほめるようにしていきます。
さらに慣れてきたら、すべての足を拭き終わったらごほうびを与えるようにし、最終的にはごほうび無しに足拭きがおこなえるようにしつけていくと良いでしょう。
足拭きをひどく嫌がる場合、人間側に問題がある場合も考えられます。
ゴシゴシと強くこすることは仔犬に痛みをあたえます。
また、動物の手足は横に広げることができません。仔犬にとって無理な姿勢をとらせないように心がけることも大切です。
いろいろなボディケアに慣らすときには、仔犬の様子を良く観察するとその方法が正しいか間違っているかがわかります。だんだんとやりにくくなってくるのであればその方法は間違っていると考えてください。たとえおとなしく言うことを聞いているようでも、仔犬が嫌々で我慢しているのではよい方法とはいえません。
大切なことは仔犬が喜んでケアを受け入れていること、そして気持ちよく感じていることです。
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