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飼い主も犬も楽しい お散歩のルール

飼い主も犬も楽しい お散歩のルール

お散歩は心と身体のストレス解消
ここ近年、小型犬のブームや、住宅事情などから、犬を室内で飼う人が増えてきています。
それに伴い、犬は「家族の一員」として、また「社会の一員」として認められてきています。
ドックランや、カフェなどの犬の同伴が可能な施設も多くなってきました。
昔は、「散歩」は排泄のためのものでしたが、室内で排泄できる犬が増えたことなどから、「散歩」の目的は、犬の運動やストレス解消のため、また「しつけ」の一環のためという考え方にかわってきています。

お散歩は量より質が大切
★大型犬・狩猟犬・牧用犬など(充分な運動が必要な犬種)★
これらの犬種は、私達の想像をこえるスタミナを持っています。あり余るエネルギーを発散させるためには、かなりの運動量が必要です。(ラブラドール・レトリバーで10キロ以上の運動が必要といわれています。)
本来、狩りをしたり、仕事をしたりするための犬なので、ただ歩くだけでは充分ではありません。
ドックランなどで自由に走り回らせたり、ボールを追いかけさせたりして、全速力で走れる運動でエネルギーを発散させることが大切です。
また、レトリバー種は、「何かを運ぶ」ことを好むので、散歩中にカバンなどをくわえて運ばせるとストレス発散になるでしょう。

★小型犬(運動量がすくない犬種)★
小型犬の場合、室内での運動だけで、お散歩には行かないという方も多いのですが、外の世界を知らない犬は、怖がりになったり、神経質で、なれない環境(病院や、ペットホテルなど)で過剰にストレスを感じてしまいがちです。
お散歩は心の成長のためにもとても大切です。社会性を身につけさせるために、小型犬にもお散歩が必要なのです。
小型犬の場合は、お散歩に時間をかける必要がないので、「ゴミを出しに行く」ときや「ご近所の家に行く」ときなど、ちょっとした用事に付き合わせると、犬にとっていい気分転換になるでしょう。
また、初めてのお散歩では、仔犬が怖がって歩けない、ということがよくあります。これは、はじめて着けられたリードや首輪、知らない環境への不安からの自然な反応です。
リードや首輪は、慣れるまでは室内でも着けておき、リードをつけた状態で好物を与えるなどして慣れさせましょう。外に出て、子犬がおびえている様子なら、最初は静かで車や人通りが少ない場所をえらんで、すこしずつ慣れさせます。おやつを持って行き、出会った人に与えてもらうのも効果的です。

社会の一員として・お散歩のマナー
①首輪・リード・胴輪などを装着する
どんなにしっかりしつけた犬でも、非常事態にはどんな行動にでるかわかりません。
道路の向かい側に、他の犬や、知っている人がいたとき、道路に飛び出していって車にひかれてしまったり、迷子になってしまうことも考えられます。
また、犬が苦手な人にとって、リードをつけていない犬はとても怖いものです。犬が「社会の一員」としてりっぱに認められるためには、犬が苦手な人に対する配慮も必要です。

②迷子札をつける
万が一のときのため、首輪には連絡先をかいた迷子札をつけておきましょう。

③ビニール袋・水などのマナーグッズを持っていく
周囲のひとへ迷惑をかけないために、かならず排泄物を持ち帰りましょう。水を持っていくと、
おしっこや軟らかいうんちを流せるので便利です。